Anker RoboVac G30 Hybridを選んだ理由とスペック・基本使い方
はじめに:モップも掃除も1台でできるロボットが欲しかった
リモートワーク中心の生活を送る中で、「掃除にかける時間を少しでも減らしたい」という思いが強くなりました。特にフローリング中心の住まいでは、ホコリや髪の毛、ペットの毛などが意外と溜まり、気づいたら足元がザラついていた…なんてこともあります。そんな中、吸引だけでなく水拭き(モップ)機能も備えたロボット掃除機の存在が気になり、今回、Anker(アンカー)製のRoboVac G30 Hybridを購入してみました。
購入価格はAmazonのスマイルセールも重なっていたことで通常価格39,800円から50%offの19,990円で購入することができました!

購入前には「本当にモップ機能付きで満足できるのか」「前モデルG30との違いは?」という疑問もあったため、今回はスペック確認から使い勝手、付属品、そして実際の運用体験まで、丁寧にレビューしていきます。
基本スペック:G30 Hybridの特徴

まずはこのRoboVac G30 Hybridの主要スペックを整理します。
- 吸引力:最大約 2000Pa というスペック。
 - 水拭き(モップ)機能付き:専用の水タンク容量:約130 mL。
 - ゴミ容器(ダストボックス)容量:約 450 mL。
 - 動作時間:約 100分(最少パワー時)。
 - 本体高さ:約 73 mm(2.9インチ) 程度で、家具の下も入りやすい低床設計。
 - ナビゲーション: “Smart Dynamic Navigation 2.0” を搭載し、効果的な走行パターンを実現。
 
これらの数値を見ると、「吸引+モップ」の2-in-1という構成ながら、比較的お手頃価格帯であることも好印象です。特にモップ付きでこの価格帯という点が、検討の大きなポイントになりました。
前モデルG30とのスペック比較
次に、前モデルであるRoboVac G30(吸引専用モデル)との比較を行います。吸引力は同じく2000Pa程度という報告もありますが、モップ機能の有無や水タンクの搭載、運用時間などで違いがあります。例えば、RoboVac G30のレビューでは「吸引性能は予想以上に高い」などの評価があります。
| 項目 | G30(吸引専用) | G30 Hybrid(吸引+モップ) | 
|---|---|---|
| 吸引力 | 約2000Pa(報告値) | 約2000Pa | 
| 水拭き機能 | なし | あり(水タンク約130mL) | 
| ダストボックス容量 | 約?(多くの場合0.6 L前後) | 約450 mL | 
| 運転時間 | 約110分 (報告値) | 約100分 | 
| 高さ/低床対応 | 約73mm弱 | 同程度 ・家具下も入りやすい設計 | 
| 価格帯 | 吸引専用モデルということで少し低め | モップ付きの分、購入価格は若干上がる可能性あり | 
比較してみると、G30 Hybridを選んだ大きな理由は「モップ機能の追加」です。確かに運転時間が若干短めになる、あるいはダストボックス容量がG30と比べて少し小さいという点はありますが、「掃除と同時に水拭きもできる」というのは日々の手間を考えると大きな魅力だと感じました。
付属品・開梱チェック

購入して箱を開けてみると、G30 Hybridにはいくつか付属品が入っていました。
- 本体ロボットユニット
 - 充電ドック・ACアダプタ
 - サイドブラシ
 - モップパッド
 - 水タンク本体
 - 取扱説明書・保証書
 
このように、「掃除機」としてだけでなく「モップ機能付きロボット」として利用するためのパーツがしっかり付属しており、パーツの数自体もそんなに多くないため、初心者でもすぐ運用に入れる構成になっているのが嬉しいポイントです。
セットアップ&初回使い方
実際にセットアップ~初回運用までの流れを記しておきます(私が実際に行った手順です)。
- 設置場所を決める
ロボットが戻って充電できるスペース(充電ドック前)が十分確保できる場所を選び、ドックを床・壁と接する部分を確保しました。 - 充電
開封直後に、まずバッテリーがやや減っていたため、付属のACアダプタを接続して充電ドックにセット。完了表示まで待ちました。 - アプリ連携&初期登録
スマートフォンに「Eufy Home」アプリをインストールし、WiFi接続を設定。ロボット本体をWiFiネットワークに登録すると、運転モードの変更やスケジュール設定、清掃履歴の確認などが可能になります。 - 掃除範囲の整理
家具(脚の低いテーブルなど)や床に置かれたコード類、散らばった荷物を一旦片付け、ロボットがスムーズに動けるように環境整備しました。 - モップ/クリーニングモードの選択
今回は「モップ+吸引併用モード」で運用。水タンクに水を入れ(同梱のフィルターを装着)、モップパッドを装着した状態で運転スタート。※(画像挿入予定:モップパッド装着写真) - 運転開始
アプリまたは本体ボタンから「オートクリーニング」を開始。Smart Dynamic Navigation 2.0のおかげで、走行パターンが「隣接エリアを順番に清掃」という感じで比較的効率的でした。※(画像挿入予定:運転中の走行風景) - 終了・ゴミ回収/モップパッド拭き取り
約90〜100分経過して運転終了。水拭きモード時は、モップパッドにうっすらと汚れ跡が残っており、フローリングがひと拭きされた手応えを感じました。ゴミボックスも軽く満杯に近く、回収が必要でした。 
実際に使って気づいたポイント
- 吸引+モップという構成は、フローリング中心の家には非常にマッチしていました。掃除するたびにモップをかける手間が省けるのは大きなメリットです。
 - ロボットの高さが低め設計(約73mm)なので、テレビ台やソファ下の隙間に入り込めて、「見えない汚れ」もきちんと走行して掃除してくれました。
 - アプリ連携で「掃除スケジュール設定」「清掃履歴・エリア走行確認」などが可能。初期設定後は「毎日23時に自動運転」なども設定でき、ルーチン化しやすかったです。
 - モップ併用モードでは床に水滴が飛び散ることはほぼなく、適度な水量で「拭き跡」が残らず快適でした。ただし、非常に汚れていた場所(例えばドア近くの足跡)には追従力がやや弱い印象もあり、「前処理(大きな汚れを拭く)」があると効果的です。
 - 乗り上げ性能がある程度あるため、多少の段差は乗り越えてくれるものの、サイドブラシの固定がそこまで強くないため、外れてしまうことが稀にありました。
 

Anker RoboVac G30 Hybridの実使用レビューと総合評価
吸引性能のリアルな印象:毎日使えるパワー
実際に1週間ほど毎日運転してみて、まず感じたのは「2000Paの吸引力は家庭用途として十分」という点でした。
フローリング中心の住まいでは、髪の毛・ホコリ・ペットの毛など軽いゴミが多く、RoboVac G30 Hybridはそれらをしっかり吸い取ってくれます。
また、ブラシ構造が中心吸引タイプ+サイドブラシの組み合わせになっており、壁際やテーブル脚の周りなどもかなり綺麗になります。
サイドブラシが壁際のホコリを中央にかき出して吸引する動きが自然で、掃除後に部屋全体を歩いても「砂粒感」がほとんどなくなりました。
ただし、カーペットエリアでは吸引音が少し大きくなります。
これは「BoostIQ」機能(自動吸引力調整)の影響で、カーペットを検知すると出力を上げる仕様になっているためです。
吸引音は少し上がるものの、そのぶんカーペット上の髪の毛がほぼ取り切れるので、個人的には許容範囲でした。
モップ(水拭き)機能の実力
RoboVac G30 Hybridの特徴である「Hybrid(水拭き)」機能。
使ってみて感じたのは、“軽めの水拭き”に最適というバランスでした。
水タンク容量は130mLと控えめですが、1LDKのフローリング全体(約25㎡程度)を1回掃除する分には十分。
モップパッドにはマイクロファイバー素材が採用されており、水分が均等に広がるよう設計されています。

実際の運転後、パッドを外してみると「うっすら灰色の汚れ」が付着しており、目に見えないレベルの埃や足跡を確かに拭き取っているのが分かります。
一方で、濡れすぎず乾きが早いので、走行後に床がベタつかないのも安心でした。
唯一の注意点は「水拭き中に段差を超えさせないこと」。
モップ装着状態ではカーペットなどの段差に登ると水分を吸わせてしまうことがあるため、事前にアプリで立入禁止エリアを設定するのがベターです。
この点は、バウンダリーストリップやアプリ上のゾーニング機能で簡単に回避できます。
騒音・走行パターン・ナビゲーション性能
G30 Hybridは「Smart Dynamic Navigation 2.0」を搭載しており、走行が非常に理路整然としています。
従来の“ランダム走行”型ロボットと違い、マッピングしながらジグザグパターンで順序よく部屋全体をカバーしてくれるため、取りこぼしが少ないのが特徴です。
清掃ログをアプリで確認すると、まるで地図のように走行ルートが描かれており、「この部屋の隅まで掃除したのか」が一目でわかります。
※(画像挿入予定:アプリ上の清掃マップ画面)
また、障害物検知センサーと段差センサーの反応も優秀でした。
玄関の段差(約3cm)ではきっちり停止し、家具脚への軽い接触はあるものの、衝突音がほとんどないレベルで減速して回避してくれます。
音量については「静音モード」「標準」「Max」などを選べますが、静音時はテレビを見ながらでも会話が可能な程度。
夜間(22時以降)に運転させても、近所迷惑になるほどではありませんでした。
メリットまとめ
ここで実際に使ってみて感じたメリットを整理します。
- 吸引+モップの2-in-1で掃除の手間が半減
→フローリング家庭に最適。掃除機をかける頻度が確実に減りました。 - 低床設計で家具下もラクに掃除
→高さ73mm程度なので、ソファ・テレビ台下まで入ってくれる。 - アプリでスケジュール管理・リモート操作が可能
→外出先からもON/OFFできるので、留守中掃除が日常化。 - 吸引力が強く、髪の毛・ホコリに非常に強い
→ブラシ構造とBoostIQ機能が効いており、目に見えて床が清潔に。 - バッテリー性能が安定し、約100分間の稼働が実用的
→1LDK〜2LDKクラスの住居なら1回で全域カバー可能。 - メンテナンスが簡単
→フィルター・ブラシがワンタッチで外せ、丸洗い可能。 
デメリット・注意点
もちろん完璧ではなく、気になる点もいくつかあります。
- 完全なモップがけではない(軽拭きレベル)
→こびりついた汚れや油汚れには対応しきれません。 - 水タンクがやや小さめ
→広い家だと途中で給水が必要。 - マップ記録機能が限定的
→上位機種(例:L70 Hybrid)のような“部屋ごと指定清掃”までは非対応。 - ダストボックス容量がやや少ない
→約450mLなので、毎日運転するなら2日に1回のゴミ捨てが必要。 - 消耗品コストがかかる
→モップパッド・フィルターなどは3〜6か月ごとに交換推奨。 - 暗い環境でやや動作精度が下がる
→赤外線センサー中心のため、照度が極端に低い場所では若干の検知誤差が発生。 
これらを踏まえると、「自動化で床掃除の負担を減らしたいが、完全放置までは求めない人」にぴったりなモデルだといえます。
ランニングコストとお手入れ
モップやフィルターの交換は公式通販で手軽に購入可能。
モップパッド(使い捨てタイプ)は10枚で約1,000円前後、フィルター3枚セットも1,500円程度。
コスト的には月数百円レベルで維持できる印象です。
清掃後はゴミボックスを軽く水洗いし、モップパッドをすすいで乾燥。これをルーチン化すると清潔な状態を維持しやすいです。
おすすめの使い方
RoboVac G30 Hybridを活かすコツとしては、次のような工夫が有効でした。
- スケジュールを「外出時間中」に設定:動作音が気にならず効率的。
 - 週1回は手動で「Maxモード」運転:吸引強度を上げて徹底清掃。
 - 定期的にモップパッドを漂白洗い:臭い・雑菌防止に効果的。
 - 玄関付近にバウンダリーストリップを設置:水拭き時の段差落下を防止。
 - ペット飼育家庭では毎日運転:毛の蓄積を防ぎ、空気も快適に。
 
これらを意識すると、“放っておくだけで清潔な床”が実現できます。
総合評価(5段階)
| 項目 | 評価 | コメント | 
|---|---|---|
| 吸引力 | ★★★★★ | 2000Paの実力は十分。髪・ホコリ除去性能◎ | 
| モップ機能 | ★★★★☆ | 軽拭き中心だが日常使いには最適 | 
| 静音性 | ★★★★☆ | 夜間運転も可能な静かさ | 
| アプリ機能 | ★★★★☆ | スケジュール・履歴管理が便利 | 
| メンテナンス性 | ★★★★★ | 取り外し・洗浄が簡単 | 
| コスパ | ★★★★★ | 約2万円台で2-in-1構成は優秀 | 
総合評価:4.6 / 5点
(家事時短を目指す一般家庭に極めておすすめ)
まとめ:生活の“当たり前”が変わるロボット掃除機
RoboVac G30 Hybridを導入してみて、最も感じたのは「掃除が日常の背景作業になる快適さ」です。
今までは「時間をとって掃除する」だったものが、今では「帰宅したら床が綺麗」という状態が当たり前に。
特にモップ機能のおかげで、フローリングの“足裏サラサラ感”が長続きします。
もちろん、ハイエンド機のようなマッピング保存や吸引ステーション自動回収などの機能はありませんが、
「コスパ」「静音性」「吸引力」「メンテナンス性」のバランスが非常に良く、
初めてのロボット掃除機にも自信をもっておすすめできるモデルです。
今後は、交換パーツや上位モデルとの比較記事も作成予定です。
Anker RoboVac G30 Hybridの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
											
						
						
						
												